Just so Happens

フミオ・オバタ氏の漫画 Just so Happens を初めて立ち読みした時に心奪われて、買おうと決めていた。その時は少し高額な本を他に買ってしまっていたので躊躇していたけれど、先週漸く買う事ができた。

改めて自分の物として手にとって読む本を改めて好きだと感じた。流れる様な話、それに柔らかい線と暖かな色合いが素敵で次々とページを捲りたくなるけれど、1ページだけじっくり眺めるのも好きだ。

主人公が日本に対する想いを読んでいると、心に何かが深く沈んで行った気がした。なぜかそれが名残惜しく感じて、また本を開いて読み返してしまう。

今、その本は私の枕元にある。腰から下を布団に埋めながら読むのがとても心地よい。

The Salt of the Earth

写真家セバスチャン・サルガド氏のドキュメンタリー映画、The Salt of the Earthを観て来た。

写真も勿論強くて興味深かったけれど、それ以上にサルガド氏がプロジェクトと通して感じた事や思った事が印象的だった。

物の言い方もとても美しかった。大自然の写真プロジェクトを星へのラブレターと言ったり、若芽を不思議の国に入るアリスに例えたり、とある地域で撮影した男性の顔には人生が染込んでいる、といった感じの例え方をしていて、字幕を読むだけでもとても楽しめた。

ナレーションは主にフランス語で、殆どの間は字幕を追うのに忙しくてあまり写真をじっくり見る時間が無かったのが少し残念だ。DVDが手に入るなら買おうかとも思ったけれど、買ったら買っただけで満足してしまってじっくり観ないんじゃないか。でもやっぱり欲しいな。

映画に深く感銘したあまり二度も観に行ってしまったけれど、仕事帰りに食べてお腹いっぱいになってフカフカな椅子に座って観る、語りかける様なナレーションが続く映画は丁度いいベッドタイムストーリーになってしまった。やっぱり映画は週末に、明るい内に行こう。